
社労士試験の特徴を知ると勉強がラクになる
社労士試験の勉強は、ただ暗記量が多いだけではなく、科目ごとに出題のクセがあるのが難しさです。最初に試験の特徴をつかむと、遠回りが減って勉強時間の使い方が上手になります。初心者ほど、いきなり過去問を解き散らかすより、全体像を一度整理してから入るほうが結果的に早いです。
科目数が多いので「捨てる」より「優先順位」を作る
社労士試験は労働系と社会保険系に分かれ、法律も複数出てきます。最初から完璧を目指すと挫折しやすいので、優先順位で攻めるのがおすすめです。
・毎週触れる基幹科目を決める
・暗記中心の科目は短時間を高頻度で回す
・苦手科目は週に一度まとめて確認する
「捨て科目」を作る発想より、学習頻度の差をつけるほうがリスクが小さくなります。
択一と選択は勉強のしかたを変える
択一は知識の網羅性が重要で、選択は穴があると一気に失点します。択一は過去問ベースで反復、選択は条文や定義を正確に言える練習が効きます。同じテキストでも、目的を分けるだけで吸収率が変わります。
初心者でも迷わない勉強スケジュールの組み立て方
勉強が続かない原因は、根性よりも「計画が大きすぎる」ことが多いです。社労士の試験勉強は長期戦なので、日々の達成感が出る形に組むのがコツです。ここでは、忙しい人でも回しやすい基本形を紹介します。
まずは三つの期間に分ける
スケジュールは大きく三つに分けると整理しやすいです。
・基礎期 テキストで全体像をつかむ
・過去問期 問題演習で知識を固める
・直前期 弱点補強と選択対策を集中する
この順番を崩すと、演習でつまずいたり、直前期に焦って詰め込みになったりしやすいです。
一日の勉強は「二回」に分けると続く
まとまった時間が取れない人ほど、短い勉強を二回に分けると習慣になります。たとえば朝にインプット、夜に過去問や復習のように役割を分けます。
・朝 テキストを少し読む、用語を覚える
・夜 過去問を解く、間違いをメモする
一回あたりが短いほどハードルが下がり、やめにくくなります。
教材の選び方と過去問の使い方
教材を増やしすぎると、消化不良になって気持ちが折れやすいです。特に初心者は、まず一冊を仕上げる経験が大切です。買う前に、どう使うかまで決めておくと無駄が減ります。
テキストは一冊を繰り返すのが近道
合格者でも、最初から複数のテキストを使っている人は少なくありません。ただし初心者は、一冊を何周も回したほうが知識がつながりやすいです。テキスト選びの基準は次の三つで十分です。
・説明が自分の言葉で理解できる
・図表が多く流れがつかめる
・索引が使いやすく復習しやすい
過去問は「正解する」より「説明できる」ことを目標にする
過去問を解くときに大事なのは、当たった外れたより、なぜそうなるかを言えることです。特に社労士試験は似た論点が形を変えて出ます。おすすめは次のやり方です。
・一周目 解説を読み、根拠をテキストに戻す
・二周目 間違えた問題だけを集めて回す
・三周目 選択肢ごとに正誤理由を言えるか確認する
時間がないときほど、間違えた問題の再演習が効きます。
モチベーションを保つ工夫と勉強の落とし穴
勉強が続く人は、気合いが強いというより、仕組みづくりが上手です。落とし穴を知っておくだけでも、途中で手が止まりにくくなります。
勉強記録は「時間」より「やった内容」を残す
勉強時間だけを追うと、達成感が弱い日が出てきます。おすすめは、やった内容を短く残す方法です。
・労基の過去問を二十問
・健保の傷病手当金を復習
・選択対策で定義を音読
内容が積み上がっている感覚があると、継続がラクになります。
